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羅臼町から国後島までの距離はわずか16Kmです!

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 北方領土問題とは、第二次世界大戦の末期、日本がポツダム宣言を受諾し、降伏の意図を明確に表明したあとにソ連軍が北方四島に侵攻し、日本人島民を強制的に追い出し、さらには北方四島を一方的にソ連領に編入するなどし、ソ連が崩壊してロシアとなった現在もなお、北方四島を不法に占拠し続けていることを言います。

 

 北方領土問題の解決は、日ロ両国間の最大の懸案事項です。日本政府は、北方四島の帰属の問題を解決してロシアと平和条約を締結することにより、日ロ間に真の友好関係を確立するという方針のもと、粘り強くロシア政府との領土返還交渉を行っています。

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 北方四島とは、歯舞群島・色丹島・国後島・択捉島の四つの島で日本固有の領土です。第2次世界大戦で、日本の敗戦が色濃くなった1945年(昭和20年)8月8日、『日ソ中立条約』がまだ有効だったにもかかわらず、ソ連は日本に宣戦を布告し、ソ連軍は日本に対し戦闘行動を開始しました。 

 8月14日、日本は『ポツダム宣言』を受諾し、翌8月15日連合国に降伏をしました。しかし、8月18日千島列島の最北端の島シュムシュ島にソ連軍が侵攻し戦闘状態になり、8月23日局地停戦協定を結び日本は降伏しました。その後ソ連軍は千島列島を南下し8月29日には択捉島に上陸し9月4日までに色丹島、国後島、歯舞諸島まで侵攻しました 戦後日本は粘り強く返還を要求していますが、未だ返還にはいたっておりません。

 北方領土問題解決のための環境整備を目的として、北方四島交流(いわゆる「ビザなし交流」)の実施を支援し、日本国民と北方四島在住ロシア人との相互理解の増進を図っています。

 日本国民と北方四島在住ロシア人が相互に訪問し、ホームビジット、文化交流会、意見交換会等を通じて、相互の理解と友好を深め、ロシア人住民の北方領土問題に対する理解を促すとともに、日本に対する信頼感の醸成が図られています。平成4年度に事業が開始されてから、これまで日本側と四島側双方合わせて、のべ16,393人(平成22年3月31日現在)の人が交流を深めています。

 この事業の対象者は、北方領土に居住していた者、その子供及び孫並びにその配偶者、北方領土返還要求運動関係者、報道関係者、訪問の目的に資する活動を行う学術、文化、社会等の各分野の専門家等となっています。

納沙布岬の目の前には水晶島、志発島、貝殻島、勇留島、秋勇留島とが見える

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ロシア人家庭へホームビジット

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